一人暮らしに最適? コンテナハウスのメリット・デメリット
今回は、新しい住宅のかたちとして、一人暮らしにもおすすめなコンテナハウスのメリット・デメリットを説明します。さらに、イデアホームのユニット型住宅「木造モバイル建築」もご紹介します。コンパクトでローコスト、カスタマイズ性に優れた一人暮らし向けの住まいをお探しの方や、災害に強いサステナブルな住宅に興味がある方に向けた情報をお届けします。
家づくりのノウハウ
2024/10/16
目次
一人暮らしに最適? コンテナハウスのメリット・デメリット
近年、さまざまな場所で目にするようになったコンテナハウス。インターネットで検索すると、貸し倉庫以外にも住宅やカフェ、ガレージなどに使われているコンテナハウスが見つかります。インスタグラムでは、「こんなおしゃれな建物がコンテナで作れるの?」と驚くような投稿が多数見られます。自宅の一部にコンテナハウスを取り入れたいと考えるかたも多いでしょう。近年では、一人暮らし用の住まいとしても注目されています。今回は、コンテナハウスとは何か、そのメリット・デメリットを詳しく解説します。また、コンテナハウスのデメリットを克服した、イデアホームのユニット型住宅「木造モバイル建築」もご紹介します。
コンテナハウスとは?
コンテナハウスとは、貨物輸送用の「コンテナ」を利用して建てられる建築物のことです。海外では、海上輸送に使われたコンテナをそのまま住宅にするケースもありますが、日本では建築基準法の規定により、輸送用コンテナをそのまま使用することはできません。そのため、日本では一般的に、建築用に海外で製造された鉄製コンテナを使用した建築物をコンテナハウスと呼びます。
コンテナハウスのメリットについて
コンテナハウスには多くのメリットがあります。特に代表的な7つのメリットをご紹介します。今回は、「一人暮らしに適したコンテナハウスのメリット」に焦点を当てます。
1. 値段が安い
通常の住宅よりも安価に建設できます。建設費用を抑えたい一人暮らしのかたに最適です。通常の家やマンションでは初期費用や家賃が高額になることが多いですが、コンテナハウスであれば、安価な初期投資で自分だけの空間を手に入れることが可能です。
2. 工期が早い
コンテナハウスは、通常の住宅よりも短期間で完成します。特に内外装を施すだけで済むため、最短1ヶ月程度で引っ越しが可能な場合もあります。一人暮らしを急いで始めたいかたや、引っ越しを急いでいるかたにとって、この短い工期は大きな魅力です。迅速に生活をスタートできるため、急な転勤や予定変更にも柔軟に対応できます。ただし、在庫がない場合は輸入するため、納期がかかることもあります。
3. カスタマイズが自由
内装のデザインを自由にカスタマイズできる点も大きなメリットです。自分好みの個性的な住宅を作りたいかたにおすすめです。一人暮らしならではのコンパクトな空間を、自分のライフスタイルや趣味に合わせて自由にレイアウトできます。また、外部については鋼板に塗装することも一般的ですが、好きな色を選んで塗装することも可能です。
4. デザイン性が高い
シンプルで無骨なデザインが人気で、スタイリッシュな外観が特徴です。モダンでクールな住まいを実現できます。一人暮らしのかたにとって、自分の個性を反映した外観やインテリアは非常に重要です。コンテナハウスならではのクールなデザインは、友人を招いたときにも話題になるでしょう。
5. 移動ができる
コンテナハウスは、引っ越しが必要になった際に、家全体を移動させることも可能です。一人暮らしの場合、転勤やライフスタイルの変化に伴って住む場所を変えなければならないこともありますが、コンテナハウスなら家ごと引っ越しできるため、住み慣れた空間をそのまま別の場所へ持ち運べます。
6. 増築が容易
コンテナを連結させることで簡単に増築できるため、将来的に拡張したいときにも便利です。たとえば、将来的に家族が増えたり、趣味の部屋を追加したい場合にも、コンテナを増やすことで簡単に対応できます。生活スタイルに合わせて自由に設計できるのが大きな強みです。
7. 災害に強い
コンテナハウスは耐久性に優れた鉄製の構造を持ち、災害時にも強いというメリットがあります。地震や台風などの自然災害に対して、頑丈な鉄の箱という特性が、倒壊や破損のリスクを低減します。また、万が一の災害発生時にはシェルターとしても活用できるため、災害に強い住まいを求める一人暮らしのかたにも注目されています。
さらに、設置場所によっては浸水リスクの低い地域や高台に設置することで、より安全な住環境を確保することが可能です。災害時にも安心して住み続けられるという点で、コンテナハウスは災害リスクが高い地域でも期待されています。
コンテナハウスのデメリットについて
もちろん、コンテナハウスにもデメリットは存在します。今考えられる4つのデメリットを紹介します。
1. 設置場所が限定される
コンテナハウスは大きな鉄の箱であるため、設置できる場所が限られます。広い土地や設置環境が必要であり、設置場所が大型トレーラーやクレーンの進入を考慮した広い道路に接している必要があります。そのため移動はできるものの、移動先が限られる場合があります。
2. 天井が低い
コンテナの高さは限られており、通常のアパートに比べて天井が低いため、圧迫感を感じることがあります。
3. 熱がこもりやすい
コンテナハウスは、基本的に「鉄の箱」です。そのため、鉄の特性である高い熱伝導性から、外気温の影響を受けやすくなります。夏は非常に暑く、冬は冷え込みやすいという課題が生じます。これが、コンテナハウスを住居として使う際の大きな問題の一つです。
4. 吸放湿性がない
鉄の箱であるため、木造住宅のような吸放湿性がなく、結露が発生しやすく、シックハウス症候群のリスクも高まります。短期の滞在(ホテルなど)には適しているものの、長期の住居としては向いていない可能性があります。
イデアホームのコンテナハウスで新時代へ
コンテナハウスは、一人暮らしのかたにとって、コンパクトでコストを抑えた住宅として非常に魅力的です。デザインの自由度が高く、自分好みの空間をカスタマイズできる点も、一人暮らしにとっての大きな魅力です。ただし、鉄製の構造ゆえに断熱性や湿度管理などのデメリットもあります。 そこでご紹介するのが、イデアホームの木造モバイル建築です。
一人暮らしのコンテナハウスにおすすめ、木造モバイル建築
イデアホームでは、木造のユニット型ハウス「木造モバイル建築」も提供しています。モバイル建築は、ユニットを組み合わせて建てるため、4tトラックや10tトラックでの輸送が可能です。屋内外の工場で組み立てを行い、完成後は移設が可能なため、不要になった際には廃棄せずにリユースできる、サステナブルな木造建築となっています。
木造モバイル建築は、能登半島地震の被災地で仮設住宅として採用されました。これまでの仮設住宅は現地での建設が必須で、工務店の協力が難しい場合もありましたが、木造モバイル建築では被災地外での生産と移送が可能です。これにより、現地の人手不足に左右されず、仮設住宅の建設を大幅に迅速化できました。イデアホームが設計したモバイル建築は、これまでに200戸以上が被災地に提供されています。木造モバイル建築は、一般の木造住宅以上の高い耐震性と断熱性を備えており、移動型仮設住宅として初めて恒久設置する仮設住宅としても採用されています。
恒久設置とは、ずっと変わらずそのまま住み続けることができることをいいます。それは、木造モバイル建築が一般の木造住宅と変わらない快適さを実現するための設備が整っており、長期間にわたって安心して暮らせる仕様だからです。2階建てにも対応でき、ユニットを活用して中庭を設けることも可能です。
コンテナハウスのメリットを活かしながら、鉄製コンテナハウスのデメリットである断熱性や湿度管理の問題も解消しています。イデアホームが設計する木造モバイル建築は、木造建築のカプセル建築とも呼ばれ、さまざまな用途に対応できる新しい木造建築の工法として注目されています。
イデアホームでは、木造モバイル建築にご興味をお持ちのかたや、一人暮らしで住宅を検討中のかたに向けて、豊富な提案を行っております。詳しい情報やご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。理想の住まいづくりを全力でサポートいたします。
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