注文住宅の予算の立て方を具体的に解説します
注文住宅の予算を考えるのは難しいもの。そこで、なにを確認をすれば予算を立てられるのかを、ステップ別に解説していきます。
お金のノウハウ
2024/05/27
目次
理想の注文住宅を建てるために、予算の決め方を徹底解説!
注文住宅を建てたいけれど、まずどれくらいお金が予算の決め方がわからないというかたも多いのではないでしょうか。実際に、注文住宅を建てる際の予算の決め方は非常に重要です。今回は、埼玉・あきる野で家づくりをしているイデアホームが注文住宅の予算を決めるための費用内訳や総予算の相場、予算を決めるステップについて詳しく解説します。これを読むことで、予算の決め方を理解し、理想のマイホームを実現するための具体的な手順がわかります。ぜひ参考にして、家づくりの計画を始めましょう。
注文住宅の予算の相場
注文住宅にかかる費用とその内訳がわからないかたも多いでしょう。費用の内訳が不明確だと、適切な予算が決められません。まずは、注文住宅にかかる費用の内訳について解説します。
土地購入費用
注文住宅を建てる際に土地を持っていない場合、まず土地購入費用が必要です。
建物の建築費用
建物の建築費用は、主に本体工事費、付帯工事費、諸費用の3つに分けられます。
本体工事費 | 建物そのものの工事にかかる費用です。住宅の構造や大きさ、使用する建材や設備によって費用が変わります。 |
付帯工事費 | 建物の建築に伴う追加工事費用です。外構工事や植栽などが含まれます。 |
諸費用 | 本体工事費と付帯工事費以外の費用です。引っ越し費用や仮住まいの家賃、新居の家電購入費などが該当します。これらは諸費用とは別に「その他費用」として計算することが一般的です。 |
費用の割合
これらの費用の割合の相場は、本体工事費が全体の約7割、付帯工事費が約2割、諸費用とその他費用を合わせて約1割といわれています。
例)総額3,000万円の住宅の場合
本体工事費:2,100万円
付帯工事費:600万円
諸費用とその他費用:300万円程度
注文住宅の予算、平均的な相場について
注文住宅の予算相場は、地域や建物の規模、仕様によって大きく異なります。一般的には、予算相場は全国平均で約3,000万円から5,000万円とされています。特に首都圏や都市部では土地価格が高いため、予算が高くなる傾向があります。
ここでは、住宅金融支援機構による「フラット35利用者調査」から平均的な相場を紹介します。具体的に、土地付き(土地の同時購入)に関する平均的な敷地面積と建築価格に焦点を当てます。全国、首都圏、そしてイデアホームの施工エリアである埼玉をピックアップして紹介します。
地域・都道府県 | 敷地面積/住宅面積 | 建築費用 | 土地購入資金 | 合計 |
---|---|---|---|---|
全国 | 237㎡/111.5㎡(33.8坪) | 3,195万円 | 1,499万円 | 4,694万円 |
首都圏 | 179.8㎡/107.7㎡(32.6坪) | 3,118万円 | 2.288万円 | 5,406万円 |
埼玉県 | 226.3㎡/112.4㎡(34.1坪) | 3,273万円 | 1,658万円 | 4,931万円 |
全国平均で注文住宅を建てる場合、総予算は約4,700万円前後です。土地購入資金と建築費用をバランスよく考慮する必要があります。
▼注文住宅の相場についてはこちらの記事もご覧ください。
注文住宅の予算を決めるステップ
ここでは、予算を決めるための基本的なステップと注意点を簡潔に解説します。これを読めば、注文住宅の予算をスムーズに決めることが可能です。ただし、自分たちのイメージする家の建物費用がいくらくらいなのか、希望する土地の金額など詳細はまだわかりません。予算の確定には、工務店・ハウスメーカーなど施工店に相談することをおすすめします。
STEP 1: 自己資金の把握
まずは、住宅にかけられる自己資金を確認しましょう。自己資金とは、貯金や資産から将来の教育費用や緊急時のための予備資金を差し引いた、自由に使えるお金のことです。この自己資金の中から、頭金としてどれだけ使えるかを決定します。
具体的には、以下のような項目を考慮して自己資金を計算します
- 貯金:銀行預金や定期預金などの現金資産。
- 投資資産:株式や投資信託など、すぐに現金化できる資産。
- 退職金:将来受け取る予定の退職金の一部。
- 親からの援助:親からの援助金がある場合。
注意点: 頭金は総予算の10~20%が理想ですが、無理をしない範囲で設定しましょう。
▼頭金についてはこちらの記事もご覧ください。
STEP 2: 住宅ローンのシミュレーション
次に、住宅ローンの借り入れ可能額と毎月の返済額を確認します。多くの金融機関が提供しているシミュレーションツールを利用して、自分の年収や支出に合ったローン計画を決めましょう。
注意点: 返済額は年収の25%以内に収めると無理のない返済が可能です。
▼住宅ローンについてはこちらの記事もご覧ください。
STEP 3: 家を建てるエリアの選定
家を建てる場所によって、土地の価格は大きく異なります。人気エリアでは土地価格が高くなるため、総予算も高くなります。希望のエリアと予算をバランス良く考えましょう。
注意点: 生活の利便性や通勤・通学の距離も考慮してエリアを選びましょう。
▼土地探しについてはこちらの記事もご覧ください。
STEP 4: 部屋数と床面積の決定
家族の人数やライフスタイルに合わせて、必要な部屋数と床面積を決めます。広さによって建築費用は大きく変わります。
注意点: 将来の家族構成の変化も考慮して計画を決めましょう。
▼間取りの考え方についてはこちらの記事もご覧ください。
STEP 5: 土地の広さを検討
建物に必要な広さが決まったら、どれくらいの広さの土地を購入すべきかを検討します。建蔽率や駐車場の有無なども考慮に入れて、必要な土地の広さを算出しましょう。
注意点: 理想のライフスタイルに応じて土地の広さを設定しましょう。
▼土地の広さについてはこちらの記事もご覧ください。
注文住宅の予算を決めるには、上記で説明をした5つのステップを進めると決めやすいでしょう。これらのポイントを押さえて、無理のない計画を決めることが、理想のマイホームを実現する第一歩です。
注文住宅の予算に迷ったら工務店・ハウスメーカーへご相談を
注文住宅の予算を決める前に、住みたい家のイメージや条件をしっかりと明確にしておくことが重要です。家づくりでは、「なにを優先させるか」「なにを大切に考えているか」を明確にすることで、その後の選択が簡単になります。たとえば、広さを重視するか利便性を重視するかによって、建物に費用をかけるのか土地に費用をかけるのかの優先度が変わります。まずは家族でマイホームについて話し合うことから始めましょう。
自分の住みたい家のイメージを具体化するために
住みたい家のイメージを具体的に持つことは意外と難しいものです。ぼんやりとした家のイメージを「間取り」「デザイン」「性能」「耐震」など、さまざまな側面から整理する必要があります。しかし、こうしたイメージの具体化を最初にしっかりと行うことは、家づくりで失敗しないための第一歩となります。もし理想の家を具体的なイメージに落とし込むことが難しいと感じたら、一度イデアホームのモデルハウスにお越しください。実際の家を見ながら、どんな暮らしがしたいかを具体的に話し合いましょう。
イデアホームの相談サービス
イデアホームでは、豊富な現場経験を持つスタッフが「理想の家」の条件をヒアリングし、お客様の「建てるべき家」を一緒に考え、具体的にイメージするお手伝いをいたします。モデルハウスに隣接する耐震研究所では託児ルームもあり、定期的に家づくりに関するイベントも開催しています。まだ情報収集段階のかたも、ぜひ最新の地震に強くてデザイン性の高い家を見てみませんか? イデアホームのモデルハウスやイベントを活用して、理想のマイホームの実現に向けて一歩を踏み出しましょう。住みたい家のイメージを具体化し、スムーズに予算を決めるために、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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