省エネ住宅とは?基礎知識からメリットまで徹底解説!

省エネ住宅の基本情報とメリットを詳しく解説。断熱性や気密性に優れた省エネ住宅で光熱費削減や健康的な生活環境を実現します。イデアホームの最新プラン、COCOZEROの特徴やANBOモデルハウスでの体験もご紹介します。

省エネ住宅とは?基礎知識からメリットまで徹底解説!

家づくりのノウハウ

2024/07/16

省エネ住宅の基礎知識からメリットについて解説します

温暖化などの環境問題への配慮や消費エネルギー削減の観点から、省エネ住宅に関心が集まっています。省エネ住宅は、暮らしやすさの向上や光熱費の削減が魅力です。今回は、省エネ住宅の基礎知識やメリット、デメリットを解説します。イデアホームの住宅は、モデルハウスANBOをはじめ省エネ住宅です。実際に体感したい方には、モデルハウスのご紹介もしております。省エネ住宅の建築を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

省エネ住宅とは

「省エネ住宅」とは、家庭内で使用するエネルギーを抑えるために、断熱性や気密性の高い建材や設備を導入し、エネルギー効率の高い設備機器を備えた住宅のことです。これにより、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるため、快適な生活環境を提供します。また、エネルギー消費量が少ないため、光熱費の削減や炭素排出量の削減にも貢献します。

省エネ住宅における2つの性能数値と基準

住宅の省エネルギー基準は、住宅の一次エネルギー消費量の数値BEIで評価されます。この数値が基準を満たすことで、省エネ住宅として認められ、省エネ法に準拠した性能を持つ住宅と評価されます。一次エネルギー消費量は、住宅の断熱性能としての外皮平均熱貫流率(UA値)と日射遮蔽性能(ηAC値)によって計算されます。また、冷房・暖房・給湯・換気・照明・創エネの各設備機器の性能も考慮されます。

住宅の省エネルギー基準とは

住宅の省エネルギー基準とは、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」によって定められた基準です。この基準は、建築主に対して省エネルギー性能の実現に対する努力を課すもので、省エネ住宅のベースとなります。外皮機能(屋根や壁など住宅の外周)を表す断熱等性能等級は、全国の気候条件に応じて8つの地域ごとに決められています。さらに住宅ごとに使用されるエネルギー量の基準が決められます。

省エネ住宅における性能数値

省エネ住宅の性能を測定するための具体的な数値には、以下の2つがあります。

断熱性能|UA値(外皮平均熱貫流率)

断熱性能は、室内外の熱の移動がどれくらいあるかを表す指標で、「UA値(外皮平均熱貫流率)」が小さいほど熱の移動が少なく性能が高いとされます。

日射遮蔽性能|ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)

日射遮蔽性能は、太陽熱の侵入をどの程度防ぐかを表す性能で、「ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)」が小さいほど夏に太陽熱の取り込みが少なくなり、冷房費を削減します。

省エネ住宅の種類について

省エネ住宅には、仕組みや理念によっていくつかの種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った住宅を選べます。

ZEH(ゼロエネ住宅)

ZEH住宅は省エネ住宅の一種です。ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)は、外皮の断熱性能を向上させるだけでなく、室内環境の質を保ちながらも設備システムを導入することで、大幅な省エネルギーを実現する住宅です。再生可能エネルギーを導入し、消費される電力よりも多くの電力を生み出すことで、年間の一次エネルギー消費量の収支を家電を除き、正味ゼロにすることを目指します。

▼ZEH住宅についてはこちらの記事をご覧ください。

長期優良住宅

長期優良住宅は省エネ住宅の一種です。長期優良住宅は、長く住み続けられるためのさまざまな工夫が施された優良な住宅です。2009年から始まった長期優良住宅認定制度の基準をクリアした住宅が認定されます。認定を受けることで、住宅ローン控除や税制優遇措置を受けられます。

▼長期優良住宅についてはこちらのページをご覧ください。

低炭素住宅

低炭素住宅は省エネ住宅の一種です。低炭素住宅は、二酸化炭素の排出を抑えるための対策が取られた環境に優しい住宅です。低炭素住宅の認定を受けるためには、2012年に制定された「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づく必要があります。また、改正省エネ基準よりも一次エネルギー消費量をさらに10%削減し、同等以上の断熱性能を確保することが求められます。低炭素住宅は認定を受けることで、税制優遇やフラット35Sの利用などのメリットがあります。

スマートハウス

スマートハウスは、省エネ住宅の一種です。HEMS(Home Energy Management System)を用いて、家庭内の電気やガスを使用する機器を最適に制御し、エネルギー消費を削減する住宅です。さらに、自宅でエネルギーを作り出し、蓄電池で貯蔵することで、CO2排出削減にも貢献します。

LCCM住宅

LCCM住宅も省エネ住宅の一種です。LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅は、建設から廃棄までの住宅の生涯にわたってCO2の収支をマイナスにすることを目指した住宅です。高性能断熱材や太陽光発電システム、家庭用蓄電池、高効率な給湯器などを採用します。さらに、環境に配慮した外構設計も含め、省エネと再生可能エネルギーの創出によって二酸化炭素収支のマイナスを実現します。

省エネ住宅を建てるメリットとデメリット

省エネ住宅は、地球環境に優しいだけでなく、快適さや経済面でも多くのメリットがあります。しかし、デメリットも理解しておくことが重要です。ここでは、省エネ住宅の主なメリットとデメリットについて詳しく説明します。

省エネ住宅を建てるメリット

省エネ住宅を建てるメリットを説明します。

快適な居住空間の維持

気密性が高い省エネ住宅は、季節を問わず快適な室温を保てます。また、床の底冷えも防げるため、冬場でも快適に過ごせます。さらに、気密性が高まることで遮音性も向上し、車や周囲の音が聞こえづらくなり、静かな住宅空間をつくれます。

節約できる光熱費

省エネ住宅の最大のメリットは、光熱費が大幅に削減できることです。外気からの気温の影響を受けにくいため、冷暖房の使用を減らせます。また、高効率な給湯器やエアコン、LED照明などの設備を組み合わせることで、トータルして光熱費の節約につながります。

ヒートショックの予防

省エネ住宅は気密性や断熱性に優れており、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。一般的な住宅よりも室内の寒暖差が少ないため、冬場のお風呂などで起こりやすいヒートショックの対策にもなります。これにより、健康面での安心感が得られます。

自然災害に対応できる

省エネ住宅に太陽光発電などの創エネ設備を取り入れると、災害が発生した際にある程度の電力を確保できます。蓄電池やV2H(Vehicle to Home:電気自動車から家庭へ電力を供給するシステム)を併用することで、災害時でも普段どおりの生活を維持できる場合があります。EV(電気自動車)との連携を行うことで、ランニングコストも安くなり、災害時にも備えられます。

補助金が利用できる

省エネ住宅の建築の際、一定の条件を満たすと国や自治体が整備している補助金制度を利用できます。制度の種類や内容によって、所得税や住宅ローンの減税が受けられる場合があります。

▼補助金についてはこちらの記事もご覧ください。

省エネ住宅を建てるデメリット

省エネ住宅を建てるデメリットを説明します。

初期費用が高い

省エネ住宅の最大のデメリットは、一般住宅に比べて建設コストが高い点です。しかし、国も省エネ住宅を推進するため、さまざまな補助金や減税制度を提供しています。これにより、トータルのコストで比較すると、長期的にはメリットが大きくなる場合があります。

省エネに詳しい業者を探す必要がある

高気密高断熱住宅は、多くの業者で取り扱っていますが、補助金や等級認定が受けられるような省エネ住宅を建設できる住宅会社は限られています。省エネに詳しい業者を探し、過去の施工実績も確認したうえで依頼することが重要です。

イデアホームが得意とする災害に強い省エネ住宅

イデアホームは埼玉・草加・八潮・東京・あきる野を中心に家づくりをしている工務店で、省エネ住宅を得意としています。最新プランの災害に強い省エネ住宅COCOZEROは、高い断熱性能を特徴とし、北海道の寒冷地域基準を上回る性能で光熱費を大幅に削減します。太陽光発電とV2Hシステムを導入し、災害時でも電力供給が可能です。高断熱性によりヒートショックを防ぎ、健康的な生活環境を提供し、地球温暖化防止にも貢献するZEH+住宅として設計されています。COCOZEROは補助金を利用することで、実質1,150万円(税別)〜(建物本体価格税込1,655万円)となります。COCOZEROは省エネ住宅のデメリットであるコストについても解消した高性能超省エネ住宅です。最大80センチまでの浸水対策オプションを入れることもできます。詳細は以下のページをご覧ください。

省エネ住宅を体感したい方は、イデアホームの八潮モデルハウスANBOへお越しください。ANBOは、UA値0.46W/㎡・K、断熱等級6の高断熱性能を持ち、夏も冬も体感温度をおよそ18℃に保ちます。快適さや省エネ性能を実際に体感できるので、イデアホームの省エネ住宅の効果を実感しやすくなります。

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