家づくりの流れ5つのステップ【初心者向け】
プロが教える5つのステップで家づくりの流れを勉強しませんか? 家族で何をすればいいのか、どんなふうにお金がかかるのか、工務店選びや土地はいつ頃決めればいいのか。初心者向けにわかりやすく解説します。
家づくりのノウハウ
2023/09/25
目次
家づくりの流れについて説明します
一生に一度の買い物といわれる家づくりにおいて、わからないことがあるのは当然です。 まずは家を建てるときにどれくらい時間がかかるのか、どのタイミングで何をすればいいのか、埼玉・あきる野で家づくりをしているイデアホームが家づくりの流れを5つのステップに分けて説明します。今回の記事が家づくりの不安解消になれば幸いです。
家づくりの流れ ステップ1 情報収集と予算決め(1ヶ月程度)
まずは最初のステップ1、家づくりの準備について説明します。
情報収集
家を建てたいと考えたとき、まずは情報収集をしましょう。情報収集はまず、各住宅会社が提供している住宅展示場やモデルハウスの見学のほか、SNS・Webサイトを用いて行うことが最近では一般的です。ある程度の情報を収集できたら、家族で話し合いをして家づくりのイメージを固めていきましょう。家族それぞれが希望するライフスタイルを考えて、紙などにまとめるのも良いでしょう。
予算決め
情報収集や家族での話し合いが進み、家づくりのイメージがある程度固まったら、予算・資金計画を行いましょう。予算は、用意できる頭金と住宅ローンの観点から資金計画を立てます。ここで重要になるのは建物予算と付帯工事の予算を分けて考える事です。立地にこだわりたい場合は土地代が高くなるため、建物予算は抑えなければいけません。内外装にこだわりたい、住宅の設備を良くしたい場合には全体的な予算に合わせて立地や土地については妥協する事も必要になります。そのため付帯工事費用や諸費用の予算もしっかりと把握する事が必要です。
▼住宅のお金についてはこちらの記事もご覧ください。
家づくりの流れ ステップ2 工務店・ハウスメーカーの選定から土地の購入まで(3ヶ月~6ヶ月程度)
どんな家に住みたいかのイメージが固まったら家づくりの流れはステップ2「重要な工務店・ハウスメーカーの選定と土地の購入」に進みます。
工務店・ハウスメーカーの選定
実現したい住宅設計のイメージと予算・資金計画が済んだら、次に行うのは理想の家づくりをサポートする工務店・ハウスメーカー選びです。まずはインターネットで探し、モデルハウスやイベントを見学しましょう。インターネットで探す際は「地域名 + 工務店」と検索すると、建てたい地域を施工エリアとする工務店やハウスメーカーをスムーズに調べられます。
合わせてホームページを見る際はモデルハウスがあるのか、完成見学会や現場見学会を行っているかチェックすることをおすすめします。住宅展示場などの「魅せる」仕様ではなく、実際に人が住む仕様で建てられた家を見学できるため、おすすめです。気になる工務店やハウスメーカーで開催しているのであれば、見学をすすめします。工務店・ハウスメーカーを選ぶことは、家づくりにおいて一番重要な点と言えます。一生の付き合いですから、慎重に時間をかけて選びましょう。
▼工務店の選び方についてはこちらの記事もご覧ください
土地探しの前に住宅ローンの事前審査
施工を依頼する工務店が決まったあとは、住宅ローンの事前審査を行いましょう。事前審査をクリアしておかなければ、土地探しはできないと言っても過言ではありません。近年では多くの不動産会社が、与信上の観点から住宅ローンの事前審査結果がなければ土地を売らないことがあります。良いと思っていた土地が事前審査中に売れてしまわないように、土地探しの前に住宅ローンの事前審査を受けておきましょう。
▼住宅ローンについてこちらの記事もご覧ください
土地探し
住宅ローンの事前審査をクリアしたら、いよいよ土地探しに進みます。依頼する工務店・ハウスメーカーが決まったら、そこで土地探しも依頼しつつ、不動産会社のサイトなどで土地探しを始めます。住みたい建物のイメージをざっくりとでも工務店に伝えておくことで、工務店は理想の家が実現できそうな土地を一緒に探してくれます。候補地が見つかったら、必ず実際に現地へ行ってみましょう。可能であれば、曜日や時間帯などを変えて確認します。土地の高低差、地盤の強弱、過去の災害履歴やハザードマップも調べてみましょう。
敷地調査・地盤調査を行う
希望のエリアで条件に合う土地が見つかったら、工務店に依頼して敷地調査と地盤調査をします。この2つの調査は、検討中の土地に希望の建物を無事に建てられるかどうかをチェックする大切な工程です。
敷地調査とは
敷地の用途地域、目の前の道路幅、土地形状などによって、建てられる家の条件が建築基準法により制限されます。これを踏まえ、その土地に希望の家が建てられるかどうかを調査することです。合わせて周辺の建物からの日照の影響がないか、電気やガス・水道の引込み方法などについても、具体的に調査を行います。
地盤調査とは
地盤調査とは、「地盤の強度が家づくりに適しているかどうか」を調査します。地盤が軟弱という結果となった場合には、土地の購入後に地盤改良工事をします。
土地購入
重要事項説明書に関して書面・口頭で説明を受け、内容に納得したあとは、いよいよ土地の購入契約を交わすこととなります。契約時には手付金が発生し、この手付金は現金で支払う必要があります。手付金は土地価格の一部であり、土地価格によって金額も異なることを覚えておきましょう。万が一契約後にキャンセルをしても、手付金が返還されることはありません。また、手付金の他にも印紙代などの諸費用が別途必要となる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
▼家づくりに関わるお金の話についてこちらの記事をご覧ください
家づくりの流れ ステップ3 間取り・設備のプランニングから決定まで(3ヶ月~10ヶ月)
土地の購入まで完了したら、ステップ3、ついに間取りや設備のプランニングに進みます。理想的なマイホームにするためには、重要な打合せです。色々なことを決めなくてはいけません。
間取りの打合せ・決定
土地の購入と敷地調査・地盤調査が済んだら、いよいよ家づくりの第一歩として、依頼先の工務店との間取りの打合せに入ります。このとき、家の要望はしっかり伝えておきましょう。伝え漏れがあると、希望の間取りにならない場合があります。間取りプランの最終確定までに多くの時間がかかってしまったり、必要コストが大きく変わってしまったりする可能性もあります。家族一人ひとりの要望をリストアップして伝えましょう。イメージづくり・打合せが進んだら、設計者によって設計図や設計プラン・建築プランが作成されます。
家づくりの流れ ステップ4 住宅ローンの本審査、着工、引渡しまで(4ヶ月~12ヶ月程度)
間取りの打合せが完了したら、家づくりの流れも後半に差し掛かります。
住宅ローンの本審査
間取りの打合せや各予算が決定したら、住宅ローンの本申込み・工事請負契約の締結を行います。前回のステップで決定した土地と建物の総額・住宅ローン借入額に基づき、事前審査を通過した銀行や金融機関に本申込みを行いましょう。
▼住宅ローンの審査基準についてはこちらの記事をご覧ください
工事請負契約の締結
本申込みを行ったあとは、工務店と工事請負契約を交わします。工事請負契約の際には、下記の書類作成が必要となります。
- 工事請負契約書
- 設計図書
- 仕様書
- 見積書
工事請負契約を締結する工務店によっても必要書類は細かに異なりますが、多くの書類を作成する必要があることを覚えておきましょう。締結後のトラブルや違約金の発生を防ぐためにも、各書類をきちんと確認することも重要です。
着工〜工事中
全ての打合せが完了したら、いよいよ着工に入ります。一般的には着工から完成までは約4~5か月かかります。着工前には、近隣住民への挨拶や地鎮祭を行います。地鎮祭とは、基礎工事が始まる前に土地の神様を祀り、安全を祈る祭事・儀式です。古くから一般的な儀式とされていましたが、近年も多くの人が実施しています。工務店によっては着工中に現場での確認・打合せをすることがあります。実際に建ててみないと紙面では分からない部分もあるため、施工中はなるべく見学に行くことをおすすめします。
引渡し
住宅が完成(竣工)したら、いよいよ引渡しです。引渡し前に、住宅に不具合や施工ミスがないかを確認するために「竣工立ち合い」をおすすめします。このとき、もし契約内容との相違点があれば、引渡し前に補修が行われます。特に不具合がない場合や補修が行われたあとは、鍵と保証書を受け取り、各設備の仕様説明を受けて、引渡し確認書にサインして引渡しが完全に完了します。引渡し後すぐに入居したい場合は、引渡し日前に引っ越しの手配を進めておくと良いでしょう。
家づくりの流れ ステップ5 引渡し後
引渡しが完了したら終わりではありません。ステップ5では、引渡し完了後のことを説明します。
定期点検・アフターメンテナンス
定期点検の項目は、工務店・ハウスメーカーによって異なります。何年おきに行われるかは事前に確認しておきましょう。また、各設備の保証範囲や期限についてもチェックしておくことをおすすめします。家は建てて終わりではなく、長く安心に住み続けるためにも点検は必須です。
税金を納める
最後に確定申告のことも考えておきましょう。家の購入でローンを組み、住宅ローン控除を受ける場合、家を購入した翌年に確定申告をする必要があります。確定申告の期間は2月16日~3月15日ですが、曜日の関係で多少ずれることもあるため、その年の期間を調べておくと良いでしょう。住宅ローン控除は自動的に適用されるわけではなく、確定申告を行うことで初めて適用条件を満たします。申告をしていない場合、控除が適用されず、税制面での優遇が受けられないので注意しましょう。確定申告は税務署や確定申告会場、e-taxというサービスを使って自宅のパソコンからでも行えます。
家づくりの計画はお早めに
今回は家づくりの流れを4つのステップに分けて説明しました。この流れをみるだけでも家づくりには時間がかかりそうだと思った方もいるのではないでしょうか? 住宅購入には長期間かかることもあります。こだわってつくる注文住宅では1年以上かかることも多く、特にこだわりが強い場合などは2~3年以上かかる場合もあります。家づくりをなるべくスムーズに進めるためには、入居を希望する時期を明確にし、そこから逆算して進めることが大切です。加えて、親身に寄り添ってくれる工務店選びも重要なポイントと言えるでしょう。子どもの小学校入学に合わせて入居したいなど大きな理由がある場合は、入居したいタイミングよりも前にマイホームの引渡しとなるように家づくりを始めましょう。
イデアホームではこだわりの注文住宅から提案設計住宅の施工も行っています。最新の提案設計住宅COCOZEROは、ちいさなキューブに最新技術をギュッと! 東京ゼロエミ補助金利用で実質1,100万円(税別)の高性能超省エネ住宅です。資料請求・お問い合わせなどお気軽にお問い合わせください。
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