後悔しないマイホームを建てるには

「家は3回建てないと理想の家にならない」という言葉を聞いたことはありませんか?しかし、実際に3回も家を建てることは難しいですよね。この記事ではできるだけ後悔のない家づくりをするために、抑えておきたいポイントをご紹介します。

後悔しないマイホームを建てるには

家づくりのノウハウ

2021/12/28

家を購入したい・持ち家が欲しいと思い始めると、失敗したくない・後悔したくないという思いが強くなります。家は大きな買い物ですから、購入後に「買わなければ良かった……」という事態になるのは避けたいものです。後悔のない家づくりをするために、家を購入した経験者がどのような点で後悔しているかを知り、陥りそうな失敗ポイントを学んでおきましょう。

よくある後悔ポイントとは?

念願のマイホームを手に入れ喜んだのも束の間、後悔することも少なくはありません。では実際に家を建てた人はどのようなことで後悔しているのでしょうか。

資金に関する後悔

住宅ローンがきつい

急な収入減少や支出の増加が原因で、計画していたローン返済が思いがけず苦しくなることがあります。例えば昨今のコロナ禍などで、予想しなかった収入減少に陥った家庭もあるでしょう。また、夫婦共働きであることを前提にローンを組んだけれど、育児や介護の関係でどちらかが仕事を辞めざるを得なくなる場合も考えられます。住宅ローンは返済期間が長期になるため、子供に関する支出や思わぬ急病など、その間に何が起こるかわかりません。資金計画は少しゆとりを持つように、慎重に立てるようにしましょう。

税金や維持費が思ったより高かった

家を購入すると、一戸建てでもマンションでも、賃貸の時にはかからなかった費用が必要になってきます。固定資産税等の税金に加え、修繕費や光熱費など、しっかりとした対策ができていないと意外とかさんでしまうのが維持費です。特に家の断熱性能が低いと、月々の光熱費等のランニングコストが余計にかかってしまいます。後からリフォーム等で改善できる部分は妥協しても構いませんが、最初からできるだけ予算をかけておくべきことをきちんと把握しておきましょう。

住環境に関する後悔

場所や立地が良くない

最初は気にしていなかったことが、環境の変化から問題になることもあります。「駐車場スペースが確保できなかったため、車を手放したが駅まで距離がある」「子供が生まれたが学校や病院が遠い」などです。また「きちんと地盤調査をしなかったため、後から地震発生時に液状化する危険性が高い土地であることが発覚した」「見晴らしを気に入って購入した土地だが、水はけが悪く雨の日の湿気がすごい」など、特定の条件によって不満が出る場合もあります。今後のことを考え、様々な状況下での下調べをすることが重要です。

ご近所トラブル

騒音や、異臭問題、隣人関係などは、実際に住んでからでなくてはわかりづらい部分です。「午前中に下調べした時には静かな地域たと思ったはずが夜だけ騒がしかった」「飲食店が近くに多くお昼時には様々な臭いがした」など、時間帯によって状況が変わる可能性もあります。可能な限りあらゆる時間帯に建設予定地を訪れてみるなど、思いつく全ての事前確認を行うことでご近所トラブルを回避しましょう。

耐震性能や断熱性能

住んでみたら地震が多い地域だった、ということもあります。耐震性は計画時に要望しない限り最低基準になっている場合が多く、それでは大型地震がおきた際に大変不安です。また、マンションは機密性が高く暖かいため、マンションから戸建ての木造住宅に移り住む場合は断熱性能を気にしないと寒く感じる可能性が高いです。耐震性能や断熱性能は、新築時にきちんと設計する必要があります。後からどうにかすることができない部分こそ、後悔のないようにきちんと計画しましょう。

建設会社・不動産会社に関する後悔

建設会社選びに失敗した

住宅購入において、実際に家づくりを任せる建設会社選びは最も重要と言っても過言ではありません。建設中も何かと関わることが多いため、自分と合う担当者じゃないとストレスを感じることになりかねません。また、施工能力の低い建設会社を選んでしまうと、新築直後なのに壁に亀裂が……ということもありえます。家づくりをする際は信頼できる実績のある建設会社を選びましょう。

図面とイメージが違う

図面で見た時は100点満点だったはずなのに、実際に家具を入れてみたら何か違う……ということもよくあります。また予算の関係で妥協した部分は、後から後悔のポイントになる可能性が高いです。小さいサイズで見ていたものは実際のサイズで見ると大体イメージが変わるため、実際の部屋の広さや、外壁の色等に対する違和感の原因になることも。こう言った違和感を減らすためにはモデルハウスや完成見学会を利用して、なるべく実際に近い状態のものを確認することが大切です。

中古物件の老朽化がひどかった

見た目がきれいでも築10年以上たっていれば、メンテナンスが必要な箇所が出てきます。中古物件の場合、入居後すぐに修繕が必要になる可能性があるため、購入する際はその分の費用も考慮しなければいけません。中古住宅を購入する際は築年数と同様に、元々ある家電(電気温水器など)もチェックできるよう、自分なりのチェック項目を作っておきましょう。また古い住宅は耐震性が不足している場合が多く、1981年の法改正後に耐震性能のリフォームをしてない住宅は特に注意が必要です。

タイミングに関する後悔

家族構成の変化

家族構成の変化に伴い、住宅に求めるものも変化する可能性があります。子供の誕生や、親との同居、ペットの飼育など、住宅建設時には予定になかった変化があった場合、設備等に不都合が出る可能性があります。子供部屋を作っていなかった、バリアフリー設計にしていない、傷がつきやすい床材を選んでいたなど、様々な後悔ポイントが想定されます。家族構成が変化する可能性がある場合、後からリフォームで対応するのか、最初からある程度計画に入れておくのか、家族でしっかり話し合っておく必要があります。

急な転勤・転職

予定になかった転勤や転職があった場合、通うことが困難になるかもしれません。現在は転勤がない部署に勤めていても、転勤がある部署への異動の可能性や、今後転職する可能性なども考慮し、きちんとしたライフプラン設計することが重要です。

後でもっと良い物件が見つかった

建売やマンション、中古住宅を購入した際に起こるかもしれない後悔です。今はまだ購入を急ぐタイミングではないと思った時は、もうしばらく待ってみると思わぬ良物件と出会えるかもしれません。反対にやっぱりあの時購入していれば……ということもありますので、住宅購入を決断するための優先ポイントを整理しておきましょう。

後悔した時の対処法

家自体が気に入らない人、買ったことを後悔している人、後悔するポイントも様々です。どうしても後悔が強いのであれば、何かしらの対処をする必要になります。

家自体に不満がある場合

リフォームする

内装のデザインや設備、間取りなどに不満がある場合はリフォームを検討してみましょう。リフォームすることで解決するのであれば、多少コストはかかりますが住み替えたりするよりも損害も少なく、時間的にも早く解決できます。

賃貸にする/売却する

どうしても建てた家が気に入らない場合、その家を人に貸して自分は他の家を借りるかまたは購入する、もしくは家を売却するのも一つの手段です。自分にとっては不満がある家だとしても資産価値はあります。
ただし家を賃貸にする際、まだ住宅ローンが残っている場合は注意が必要です。本来住宅ローンは、購入する住宅に住むことを前提に借りられるローンであるため、家を賃貸にする場合は賃貸住宅ローンにする必要があります。賃貸住宅ローンは、住宅ローンより金利が格段に高く返済期間も短くなっています。もし賃貸にするのであれば、住宅ローンを完済してからの方が無難です。

資金面に問題がある場合

資金計画の見直しをする

資金面がネックになっているのであれば、資金計画を見直してみましょう。住宅ローンの返済が滞ると信用に傷がつくことになります。住宅ローンを組んだ銀行に相談して、可能であれば『返済期間を延ばす』『返済を一時的に待ってもらう』などの選択肢も考えてみましょう。場合によっては『借換え』をした方が、金利が安くなる可能性があるため、併せて検討してみましょう。親の援助が見込めるかの確認も必要です。

リースバックする

リースバックとは、自宅などの不動産を売却し、買主である業者に家賃を支払うことで、今住んでいる家に住み続けられる方法です。一旦家を手放すことにはなりますが、変わらず住み続けることが可能になります。また後々余裕ができれば買い戻すことも可能です。

家を買うメリット

後悔するポイントと対処法をご紹介してきましたが、不安がありつつも「家が欲しい!」という気持ちの方が強い人も多くいると思います。家を買うことのメリットを再確認してみましょう。

理想の間取りで生活できる

注文住宅であれば、建築素材や間取り、設備等も自分でこだわった家を建てられるため、家族の理想を詰め込むことが可能です。「自分の家」に対する満足感や安心感も味わうことができます。

のびのびとした暮らし/子育てができる

マンションやアパートなどでは上下左右の部屋の住人に対して様々な配慮をする必要があります。また居住している部屋自体に対しても、画鋲一つ刺すことですら気を遣うのではないでしょうか。しかしそれが持ち家の場合「自分のもの」ですから、ある程度気にせずに済むようになります。持ち家であれば、騒音等に関してはご近所との距離感などにもよって配慮は必要ですが、家を汚したり破損しても自己責任で済みます。子育てに関しても気持ちの上で楽になる面が多いと言えるでしょう。

支払いが終われば資産になる

持ち家と賃貸で生涯支払う金額はほとんど差はありません。しかし、賃貸とは違い持ち家の場合、住宅ローンの支払いが終わってしまえば自己資産になります。セカンドライフを考える上でも計画が建てやすくなり、老後資金のことを考えると安心感もあります。

条件次第では高く売れることも

一戸建てを購入し「今の家が気に入らないわけではないけれど、仕事の都合もあるし賃貸の方が気楽かも」などと思うこともあるかもしれません。立地が良かったり、人気のエリアの一戸建てならば、住宅購入時より高く売れる可能性があります。売却益が出るのであれば住み替え時の資金にもなるため、仲介業者に査定を依頼してみましょう。

マイホームで後悔しないために

「あっちにすれば良かった」「こうしたら良かった」という後悔は、どんな買い物にもつきものです。ですが、買うものが住宅となると金額も大きく何度も買うものではないため、できるだけ後悔したくないものです。

  • 無理のない資金計画を立てること
  • 住環境に関してはできるだけ下調べを入念に行うこと
  • 信頼できる建設会社を選ぶこと
  • 今後のライフプランを可能な限り詳細に考えること

後悔する可能性を減らすためには「資金」「住環境」「建設会社」「タイミング」それぞれを、自分にとってのベストな形に近づけることが重要です。イデアホームでは建物本体に関する後悔が少しでも減らせるよう、お客様に信頼される価値のある家づくりに力を入れています。

間取りや内装などは後からリフォームすることが可能ですが、家の一番大切な安全性については後から取り返すことはできません。耐震性や機密性など新築段階でしか手をかけられない部分は妥協しないことをオススメします。

  • きちんと地盤調査を行うこと
  • 家の基礎はしっかり作ること
  • 気密性、断熱性の良い家を建てること
  • 耐震性の強い家であること

これらのポイントを抑えることで、少なくとも建物本体に関することで後悔する可能性を減らすことができます。特に耐震性の強さは家族の命を守る上でも、欠かすことのできないポイントです。
結婚して家族ができる、子供が生まれ家族が増える、子供が巣立ち家族が出て行く。「家は3回建てないと理想の家にならない」という言葉は、家族の形が3回変わり、家族の形が変われば理想の家の形も変わることから生まれたのかもしれません。家を建てる前に、多様な変化にも対応できる、しっかりとしたマイホームプランを立てることが大切です。
何度家族の形が変わろうとも、変わってはいけないのが家の安全性です。イデアホームでは後からでは直せない部分にこだわって、日々耐震性を高めています。

後悔しない家づくりは、是非イデアホームのモデルハウスでご相談ください。

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