工務店選びの決め手5選【統計と見るべきポイント】

家づくりを始めて最初に起きる大きな悩みと言えば、工務店選びです。今回は住宅金融支援機構が実施したアンケートの統計を基に工務店選びの決め手になるポイントを5選、解説します。家を建てた人は何を決め手で選んだのか、工務店をどう選べばいいのかお悩みの方はぜひご覧ください。

工務店選びの決め手5選【統計と見るべきポイント】

家づくりのノウハウ

2023/02/06

工務店選びの決め手とは、統計を基に解説します

全国的に営業をしているハウスメーカーとは違い、地域に密着し独自性の強い住宅設計と建築をしているのが工務店です。ハウスメーカーにはない魅力があるため、工務店に注文住宅を依頼する人も少なくはありません。とはいえ、たくさんの工務店が各地に存在するため、どのような工務店を選ぶかはマイホームづくりの最初の難関です。今回は工務店選びの決め手について、住宅金融支援機構が実施したアンケートの統計を基に解説していきます。

工務店選びの決め手とは?統計から見る5つの決め手

住宅金融支援機構が2020年に行った、マイホームを建てた方に聞いた今後の住宅市場に関するアンケートがあります。このアンケートの統計を参考に「住宅事業者選び」で重視するポイント上位5つについて解説します。(参考:住宅市場動向調査 2020年度4月版

1位 建物の性能

建物の性能とは、断熱性、気密性、耐震性、省エネ性、防火性、防犯性などのことを言います。これらの性能に優れた家は「高性能住宅」と呼ばれています。「高性能住宅」と言う言葉自体は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。地震・災害の多い日本では、家の性能の中で、耐震性に優れた住宅を建てることは最も重要でありますが、断熱性や省エネ性も兼ね揃えることで、快適かつ光熱費抑制につながる生活を送ることができます。

建物の性能で重視するポイントは?

「建物の性能」で重視するポイントは、1位「高耐久性」2位「耐震性」3位「省エネルギー性」の順となっていました。

「耐久性」には、「物理的な耐久性」と「機能的な耐久性」の2点があります。物理的な耐久性は、家自体の耐久性です。構造や材料の強さや地震や災害に強いことを言います。機能的な耐久性とは「ライフスタイルの変化に応じて、家の機能も変化し、長く住み続けられる」かどうかです。耐震性や断熱性が高かったとしても、ご家族や住まわれている方の成長に伴って変化するライフスタイルに対応できなければ、構造的な寿命は長くとも、建て替えやリフォームが必要になります。建ててからすぐに建て替えやリフォームをしなくてはいけない建物は、耐久性に優れているとは言えません。耐久性とは家の性能はもちろんのこと、様々な状態に対応できる建物が耐久性に優れていると言えます。

工務店によって建てられる家、構造計算の方法、扱っている構造材、地盤調査の方法は違います。そのため、高性能な家を建てられるかどうかは、工務店によって大きく異なります。家の性能は目に見えるものではありませんが、家自体が寒い・暖かいというのは、使っている断熱材や構造材、形など家の元々の性能によって大きく変わってきます。見た目だけでなく、地震に強い家を建てたいのか、省エネな家を建てたいのかなど、どのような性能の家を建てたいのかを決めると、工務店を選ぶ決め手になります。

▼高性能な家について、こちらの記事もご覧ください

2位 住宅の立地

気に入った土地が建築条件付きの土地だった場合や、持っていた土地の形や地盤などで、対応できる工務店が限られている場合があります。家の前の道路が狭いと資材を運搬するトラックや重機が入れないこともあるため、狭小地では対応できない工務店もあります。まだ土地が決まっていない場合は土地探しを工務店と一緒に土地探しをすると、土地と家トータルの予算を考慮してくれたり、土地の問題で家の設計に工夫が必要な場合も設計段階から色々と提案をしてくれます。土地を親身に探してくれる工務店に決めるというのも一つの判断基準になります。

▼土地探しについてはこちらの記事もご覧ください。

3位 デザイン

ハウスメーカーはそれぞれに異なるコンセプトやデザインが存在しますが、同じハウスメーカーならば同じような家になってしまいます。メーカーの特徴を知っている人が見れば、どこのメーカーに依頼したかがすぐに分かるくらいぞれぞれデザイン性は異なります。工務店はハウスメーカーに比べて個性的なデザインや工法を持っていることが多く、かなり個性的な家づくりができます。好みなデザインや工夫のある間取り、せっかくフルカスタムできる注文住宅を建てるのであれば、自分の好みに合った建材や間取り、デザインの家づくりをしているかどうかを工務店を選ぶ決め手にしましょう。

4位 住宅の価格や手数料

家を建てる時に切り離せないのは予算です。予算にあった家を建ててくれる工務店なのかは重要な決め手だと言えます。施工会社を予算別で大きく3つに分けると、大手ハウスメーカー・工務店・ローコスト住宅メーカーに分かれます。

大手ハウスメーカー【坪単価90万円~】
工務店【坪単価65万円~】
ローコスト住宅メーカー【坪単価60万円程度】

坪単価を目安にして工務店を決めるのも一つの手ですが、坪単価はあくまで目安にしかならないため注意が必要です。坪単価を低く見せるため、いろいろなものがオプション(別途費用がかかる工事)になっていたり、内容がわからない一式見積を提出されることがあるからです。また、家づくりにかかるお金は、土地代+建物代だけではありません。地盤改良費、固定資産税、火災保険代、住んでからの光熱費は建てる工務店と建てる家によって大きく変わってきます。住宅の価格を工務店を選ぶ決め手にするには「詳細な見積もりを出してくれる工務店なのか」「トータル的な予算を一緒に考えてくれるのか」をしっかりと見極める必要があります。

▼坪単価についてはこちらの記事をご覧ください。

5位 アフターサービス

家は建ててからがスタートです。何十年と安心して暮らしていくためには、アフターサービスの充実度で工務店を選ぶのも重要な決め手になります。基本的な構造に欠陥が見つかった場合、どんな家でも10年間は法律により保証されます。ただし、家は30年、50年と長く住むもののため、築10年以降に不具合が起きた場合の保証については、工務店独自の保証によって違いが出てきます。「半永久的にサポートします」と言ったふわっとした内容ではなく、点検のスケジュールや、チェック項目があるなど保証内容が充実しているのかを確認しましょう。

工務店選びの決め手、「住宅の性能」を見るには?

自社特有の理念が明確な工務店を見るには、まずホームページをチェックしましょう。地震に強い家を建てている、デザイン性を重視している、無垢材にこだわりを持ち温かみのある家作りをしている、最新設備を常に整えスタイリッシュな家を提案している、など、自社の強みは必ず書いてあります。ホームページやパンフレットからもある程度その内容は理解することができますが、モデルハウスのある工務店は、モデルハウスの見学をしましょう。その工務店特有の住宅性能が発揮されたモデルハウスを見ることで、施工のレベルも分かります。

おすすめなのは現場を見ることです。構造見学会など建てている途中の段階を見学するイベントがあったら、ぜひ参加をしてみましょう。建ってからでは見ることのできない構造部分や、実際の工事現場がどうなっているのか、その工務店にはどのような大工(職人)がいるのかを見ることができます。現場を見せない工務店は、現場に自信がないと思っても良いでしょう。

工務店選びの決め手に悩んだら、イベントへ行こう

住宅の性能、デザイン、技術力や資金など家づくりで大切なことは多々ありますが、その話を進めていく上で「お客様」と「工務店」がきちんとコミュニケーションが取れるかどうかはとても重要です。工務店を選ぶ最大の決め手は、その工務店が信頼に値するかどうかです。家づくりにはたくさんの決めることがあり、打合せが必要になります。また建ててからもアフターサービスを通じて工務店とは一生の付き合いになるでしょう。コミュニケーションが取れることで、都度意見を言いやすくなり、ポジティブな関係を築くことができます。関わる人の人間性を知るためにも、イベントに行ってみましょう。工務店が開催しているイベントに足を運ぶことで、工務店全体や従業員の雰囲気もわかります。

地震に強い家を建てるならイデアホームへ

埼玉・あきる野で地震に強い家(耐震性に優れた家)を建てようと思ったら、ぜひ一度イデアホームにご相談ください。イデアホームは耐震性に特化した工務店です。詳細な構造計算である「許容応力度計算」と、超高層ビルなどの建築の際に使用される「時刻歴応答解析」を行っています。更に地盤の特性による地震の揺れも調査し設計に反映させ、一般的な耐震等級3をはるかに上回る耐震性を実現しています。また、実際の地震の揺れを再現した実大振動実験と同じように、パソコンの中で地震を発生させ建物がどのような損傷を受けるかシミュレーション(wallstat)もできるのが特徴です。

高性能で安心して暮らせる家を提供できるのも、耐震性に特化した工務店だから。詳しくはモデルハウスや完成見学会にてご説明しています。特に耐震研究所では、過去の大規模地震の揺れやイデアホームの家の強さを実際に体験できます。是非一度お問い合せの上、お越しください。

スタイル付き無料資料請求は
こちらから

イデアホームは地震に強いだけでなく、デザインにも自信を持っています。イデアホームの耐震性に興味のある方はもちろんのこと、デザインやスタイルについて気になる方も、まずは無料資料請求をどうぞ

詳しく見る