モデルハウス見学の流れ&チェックポイント
家を建てるなら、一度はモデルハウスの見学に行っておくべき。そこで、モデルハウスの見学の流れや、見学の際にチェックすべきポイントなどをまとめてみました。
家づくりのノウハウ
2021/08/06
目次
モデルハウスとは? 見学の前に
みなさんは「モデルハウス」と言われるとどんなものを想像しますか? 一言にモデルハウスと言っても、モデルハウスには様々な形態があります。モデルハウスは主に「住宅展示場」と「分譲型」に分けられますが、その2つに当てはまらないものもあります。どんな家が欲しいかによって、行くべきモデルハウスは異なるため、しっかりと確認しておきましょう。それぞれの違いを説明していきますので、まずはどの形態のモデルハウスを見学したいかを考えてみてください。
住宅展示場
住宅展示場とは、これから注文住宅を建てたいと思っている方が、「どの工務店やハウスメーカーに注文するか」「工務店やハウスメーカーは決まっているが、どの建材や設備にするか」を決める際に向いているモデルハウスです。
住宅展示場は工務店やハウスメーカーが展示のために建てた家を見学できるものです。さまざまな設備が見学できるため、建てたい家のイメージづくりにとても役立ちます。モデルハウスが一軒だけ建っているものから、複数の会社が一カ所にまとまって複数の家を建てた大型展示場まで、さまざまな住宅展示場があります。
イデアホームのモデルハウスも住宅展示場型になっていますので、是非一度お越しください。
分譲型
分譲型のモデルハウスとは、「分譲地などに建てられた家を見学でき、そのまま購入できるもの」です。すでに家が建てられていますので、家の仕様などは基本的に変更できません。家の仕様や設備にオリジナリティを求めない方向けと言えます。土地探しの手間などを省けるうえに、すぐに住むこともできるため、できるだけ早くマイホームに住みたいという方にもオススメです。
なお、分譲型のモデルハウスを見学する際には周囲の住環境についても調べておくとよいでしょう。「ゴミ捨て場が汚い」「スーパーが遠い」など、毎日の暮らしのなかで大きなストレスになりそうな点は、必ず確認すべきポイントです。
その他
そのほか、完成したばかりの家を家主の許可を得て見学できる、見学会などもあります。住宅展示場などの「魅せる」仕様ではなく、実際に人が住む仕様で建てられた家を見学できるチャンスです。気になる工務店やハウスメーカーで開催しているのであれば、見学をオススメします。
イデアホームでも完成見学会・構造見学会などを行っています。
モデルハウスの見学の流れ
それでは、モデルハウスは実際にどのような流れで見学できるのでしょうか?
工務店やハウスメーカーによって異なる場合もありますが、基本的なモデルハウス見学の流れをご紹介します。営業の説明などを含めると、基本的に1〜2時間くらいかかるため、余裕をもってその日の予定を立てておきましょう。
①予約
まずは予約をしましょう。現在、新型コロナウイルスの影響で予約必須なモデルハウスがほとんどとなっています。複数社が集まる大型展示場などでは予約不要なこともありますので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
②担当者の案内
モデルハウスに着くと、工務店やハウスメーカーの担当者から案内と説明を受けます。この際に、質問できることはしておきましょう。事前に質問したいことをリストアップしておくことをオススメします。
③アンケートに答える
物件の見学の前に、アンケートを求められます。家族構成などの記入欄がありますが、答えられる範囲だけで問題ありません。アンケートに答えておくと、より実際の生活に寄り添った説明が受けられることがあります。
④モデルハウスの見学
いざモデルハウスの見学となります。工務店やハウスメーカーの担当者からの案内に従って見学しましょう。見学中に気になる点があれば質問をしても構いません。分譲型のモデルハウスの場合、家具を設置するスペースなども想像してみましょう。家具や家電などにこだわりがあるのであれば、設置できるかのサイズチェックなどもしてみましょう。
⑤担当者の説明
モデルハウスを見学したあとは、工務店やハウスメーカーの担当者からの簡単な説明があります。ここでわからないことや質問しそびれたことがあれば聞いておきましょう。
また、見学の中で「この会社は嫌だな」と思ったなら、きっぱり「契約の意思はない」と伝えたほうが、のちのちの営業電話などに悩まされずに済みます。
⑥帰宅
帰宅後は、家族全員と話し合い、良かった点と良くなかった点をまとめてみましょう。それらをまとめておくと、契約の相談に行く際にも、ほかのモデルハウスの見学に行く際にも役立ちます。家を買うにあたって、家族がどんな点を重視しているかを明確にして、家族全員が満足できる家に住めるようにしましょう。
また、良くなかった点は工務店やハウスメーカーに一度確認しておくことをオススメします。内容によっては、簡単に代替案を提案してくれることもあります。例えば「家は素敵だったけどキッチンだけはイマイチだったな〜」と感じた場合、担当者に伝えるとキッチンの取り替えが可能なケースも多いです。そのほか、予算の相談などにも応じてくれるはずですので、気軽に問い合わせてみましょう。
モデルハウス見学の際のチェックポイント
せっかくモデルハウスの見学に行くのであれば、ただなんとなく見るだけではもったいないですよね。現地で確認すべきポイントを一度整理してからモデルハウスの見学に行きましょう。この項では、チェックしておきたいポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。
また、家を買ったあとに家族の間で不満が出ないようにするためにも、見学の際は家族全員で行くことをオススメします。家を買うにあたってどの部分を重要視するかは家族で事前に話し合っておきましょう。
以下から、モデルハウスの見学の際にチェックしておきたいポイントをひとつひとつご紹介します。
間取り
モデルハウスの場合、見栄えが良いように仕切りを少なくするなどの工夫がされていることが多いです。しかし、そういった工夫がされている家は、実際に暮らすうえで不便なこともあります。これから家を建てる場合はどの程度自由に間取りを変更できるかもチェックしておきましょう。家の見た目も大切ですが、毎日暮らすうえで不便がないかどうかはさらに大切です。「部屋が広すぎて冷暖房が効きにくそう」「寝室からトイレが遠すぎる」などの生活動線も考えてチェックしておけるとよいでしょう。
設備
分譲型のモデルハウスの場合、キッチンや給湯器などの設備にも注目しておきましょう。また、コンセントの位置などは見落としがちです。
分譲ではなくこれから家を建てるのであれば、設備はカスタマイズできるため、どのようなメーカーのものが設置できるかを聞いておくとよいでしょう。
収納
分譲型のモデルハウス見学の際には特に気をつけたいところです。デザイナーが手がけた家などは収納が足りず住みにくいことも多々あります。実際に住むことをイメージしてチェックしておきましょう。
こちらも新たに家を建てるのであれば、ある程度自由にカスタマイズできるため、どのようなタイプの収納がよいかを見ておきましょう。
耐震性など
いくらデザインのかっこいい家でも、耐震性など家の耐久性が低いということは大いにあり得ます。見た目だけでは分かりにくい部分のため、担当者にどのような工法で家を建てているか、どのような建築基準を採用しているかを聞いておきましょう。モデルハウスを見学していて「壁が薄そう」「床がきしむ」などの違和感があれば、要注意です。
かかる費用
家を建てるにしても分譲の家を買うにしても、金額が一番気になりますよね。聞きにくいかもしれませんが、思い切って確認してしまいましょう。新たに家を建てる場合は、モデルハウス通りとはいかない場合が多いため、どの程度の設備でどの程度の金額になるのかを尋ねておきましょう。また、住宅ローンや補助金の資料があるならもらっておくととても参考になります。
なお、イデアホームでは予算に対して詳しくお答えしています。
担当者の対応
工務店やハウスメーカーの担当者の対応はとても大切なポイントです。見学したモデルハウスの会社で家を購入することになった場合、モデルハウスを案内した担当者が、家の契約、建築、アフターサービスまで担当するケースが多いです。ずっと付き合うことになる人のため、丁寧な対応をしてくれるかどうかは重要視しましょう。
また、モデルハウスの担当者は営業職のため、自身の成績のために契約を急かすような担当者もいます。納得できる説明をしっかりしてくれるような、信頼できる会社選びをしていきましょう。担当者とうまく意思疎通ができないと、契約したあとで「あれ? 話と違うんだけど……」ということにもなりかねません。
モデルハウスの見学の際にチェックしておきたいポイントは以上になります。上記のポイント以外にも、「おしゃれなデザインの家がいい」など気になる部分はチェックしておくとよいでしょう。
チェックしておきたいポイントは数多くありますが、「あれもこれも確認しなきゃ……」と気負いすぎるとストレスになってしまいます。家を買うワクワク感を忘れない程度に、まずは気軽な気持ちでモデルハウスの見学に行ってみてください。
住宅展示場のモデルハウスどおりの家は建てられる?
ここでひとつ、よくある疑問について触れておきます。「分譲ではなく、新たに家を建てる場合、モデルハウスと同じ仕様で建てられるのか」という疑問についてです。モデルハウスは広くきれいで、高機能なキッチンやバスルームもあり、見ているだけでもワクワクしますよね。しかし、モデルハウス通りの家を建てるというのは、現実的には難しいこともあります。モデルハウスは、工務店やハウスメーカーができることを最大限に発揮して作られた家のため、同じ仕様で家を建てるとかなり費用がかさんでしまいます。家づくりを考える際に、「これだけは欲しい!」と思った仕様は採用し、不要な仕様はカットすること前提でモデルハウスを見学することが、賢い見学方法です。
まとめ
モデルハウスの見学のイメージはできたでしょうか? 家を購入するのであれば、必ず一度はモデルハウスの見学をしてみましょう。もし見学したモデルハウスがあまり気に入らなくても、「もっとこういう家が欲しいな」というイメージを固めることに役立ちます。
モデルハウスの見学に行く際は、チェックすべきポイントをまとめておくことをオススメします。しかし、はじめてモデルハウスに行くのであれば、あまり気負わずに気軽な気持ちで行ってみてもよいでしょう。まずは、お近くのモデルハウスを探すところからはじめてみてください。
▼関東でモデルハウスを探しているなら、一度イデアホームにもお越しください。
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