マイホーム(注文住宅)のキッチンの選び方〜使いやすいキッチンを選ぶコツ〜
マイホームを建てるにあたり、食事をする度に利用するキッチンの使い勝手は重要です。今回は、キッチンの種類やそれぞれのメリット・デメリット、そして使いやすいキッチンを選ぶコツをご紹介します。
家づくりのノウハウ
2022/11/07
目次
注文住宅だからこそ出来る、使いやすいキッチン選び
注文住宅のマイホームが完成し実際に暮らしはじめると、さまざまな場面で「キッチン選びに失敗した」と感じる事もあるようです。キッチン選びでは考える事がたくさんあります。料理をする時、毎日使うキッチンですから、間取りやレイアウト、料理をするスペースなど理想のキッチンにするために、家づくりでは悩まれる方も多くいらっしゃるかと思います。今回はマイホームのキッチン選びで使いやすいキッチンを選ぶコツ、人気なキッチンの種類やレイアウトを解説します。
マイホームキッチンの間取り・種類・レイアウト
まずマイホームキッチンで大事な間取り、キッチンの種類、そしてレイアウトのメリット・デメリットについて解説します。
間取りについて
キッチンの間取りは大きく3つあります。
独立型キッチン
独立型キッチン(クローズドキッチン)とは、キッチンがダイニングやリビングと壁やドアで分かれているものです。キッチンの部屋が独立しているため、調理に集中でき、お客様にキッチンを見られたりすることがありません。しかし、独立しているため料理をしていると煙や匂いがこもりやすいです。リビング等の他の場所にいる家族とコミュニケーションしにくいというデメリットがあります。
オープンキッチン
オープンキッチンとは、キッチンとリビングの間に壁がないものです。特長としては、広々とした開放感ある空間になり、家族とコミュニケーションをとりやすくなります。しかし、リビングとの間に壁がないことで、調理による煙や仁王がリビングにも拡がりやすいデメリットがあります。
セミオープンキッチン
セミオープンキッチンとは、キッチンをダイニングに向けて設置して、吊り戸棚を設置するものです。対面式のキッチンとなるため、調理中もダイニングやリビングの様子を確認することができます。
種類について
キッチンの種類は大きく分けて2つあります。
壁付きキッチン
壁付きキッチンとは、その名の通り壁面に沿って設置されたキッチンのことです。かつて「日本の台所」では壁付きキッチンが主流でした。I型は壁付きキッチンの一種です。Ⅱ型キッチン、L型キッチンは、壁付きタイプと対面式タイプから選ぶ事ができます。
I型
Ⅱ型(壁側にシンクとコンロ、作業台やテーブルが並列している壁付きタイプ)
L型(壁付きタイプ)
■メリット
キッチンとして使うスペースをコンパクトにまとめることが可能なため、他の部屋などの間取りを広く取ることができます。配膳や片づけがしやすく、ダイニングテーブルを作業台代わりに利用したい場合にも便利です。また、壁に面しているため給排水の配管や排気設備および電気配線がしやすく、対面式のキッチンと比べてリーズナブルな価格で設置できる事も大きな魅力です。
■デメリット
リビング・ダイニングに背中を向けながら作業をするスタイルは料理に集中しやすい反面、家族とのコミュニケーションを育みづらいです。「子どもを見守りながら料理をしたい」と考えている方はやや不便に感じるかもしれません。また、間取りによっては食器棚や冷蔵庫を使いやすい場所に設置しづらいケースもあります。
対面式キッチン
その名の通りリビングやダイニングに対面したキッチンのことです。アイランドキッチン、ペニンシュラキッチン、Ⅱ型キッチン(セパレートキッチン)などは対面式キッチンの一種です。
アイランドキッチン(シンクや加熱機器などが島に配置されている)
ペニンシュラキッチン(一部が壁に接している)
Ⅱ型(対面タイプ・ダイニングテーブルが横並び)
■メリット
リビング・ダイニングも見渡せるので、家族とのコミュニケーションがとりやすいことが特徴です。キッチンの四方どこからでも調理や配膳を行えるので、子どもに手伝ってもらいながら料理をしたり、複数人数でキッチンに立つのにも最適です。キッチンとダイニングテーブルを横並びにすれば、配膳の動線がコンパクトになるのでより使い勝手がよくなります。また、子供の勉強を見守りながら料理ができます。
■デメリット
広いスペースがないと設置ができず、壁面から独立しているので収納スペースをどのように設けるか考える必要があります。更にはねた油や匂いを遮るものがないので、油煙がリビングまで広がりやすいです。
レイアウトについて
キッチンのレイアウト毎にあるメリット・デメリットについて解説します
キッチンのレイアウト | メリット | デメリット |
---|---|---|
I型(壁付きキッチン) | ・スペースを有効に活用できる ・家事動線が短い ・比較的リーズナブル | ・カウンターが丸見えに ・家族とのコミュニケーションを育みづらい ・食器棚や冷蔵庫などの設置場所が限られるので、家具のレイアウトが難しい |
Ⅱ型キッチン | ・壁付きと対面式と選ぶ事ができる ・それぞれ広いワークトップカウンターがある ・作業スペースが広く、収納量も多い。 | ・広い設置スペースが必要 ・シンクやコンロというフロントキャビネットを並列にすると、振り向く動作が増える |
アイランドキッチン(どこの壁にも面していない独立したキッチン) | ・視線を遮るものがない開放感 ・家族とのコミュニケーションがとりやすい ・回遊しやすく、複数人が行き交っても快適 | ・広いスペースがないと設置できない ・収納スペースを設けづらい ・油煙が広がりやすい |
ペニンシュラキッチン(一部が壁に接しているキッチン) | ・家族とのコミュニケーションがとりやすい ・間取りの自由度が高い ・アイランドキッチンと比べてコンロのサイドに壁を設けることが多く、油はねをガードしやすい | ・収納スペースを設けづらい ・油煙が広がりやすい ・アイランドキッチンのような存在感や開放感はない |
L型キッチン | ・複数人数でキッチンに立ちやすい ・調理する人を囲うようにシンク・作業スペース・加熱機器が配置されているので、身体の向きを変えるだけの短い導線で調理がスムーズ ・作業スペースが広く、収納量も多い | ・角(コーナー)部分がデッドスペースになりがち ・収納の工夫が必要 ・設置のために広いスペースが必要 |
マイホームキッチンを使いやすくするための5つのコツ
マイホームのキッチン選びで、使いやすくするための5つのコツを紹介します。
ポイント1:しまう物や量に合わせた収納スペースを確保
使いやすいキッチンにするためには、キッチンアイテムの種類や量に合わせた収納スペースを確保する必要があります。収納スペースの作り方として、システムキッチン自体に収納を確保する方法のほか、壁面収納や吊り戸棚を利用する方法などがあります。収納スペースを検討する際には「高さのあるものが入るか」「中身が分かりやすいか」「手が届く奥行き、高さか」といった点に配慮すると、使いやすく便利なキッチンになります。片付けに自信がない人におすすめなのが、キッチンの隣にパントリーを作る事です。ウォークイン型のパントリーは収納力があり、キッチン背面を収納として引き戸で仕切れば、すっきりとした印象を保てます。
ポイント2:ごみ箱の設置場所を決めておく
キッチンのレイアウトを考えるにあたり、忘れてしまいがちなのがごみ箱を設置するスペースの確保です。使いやすいキッチンにするには、ごみ箱の設置場所を決めておくことも重要です。キッチン周りでは必ずごみがでます。生ごみの処理を含めてごみ箱の設置場所は予めしっかりと考えておかないと、いざマイホームの準備を進めていく内に悩むことになります。ごみ箱はお客さまにはあまり見せたくないものです。キッチン収納の下部などに専用のスペースを設けると、料理中に使いやすくかつ目立たないように設置できます。
ポイント3:使う場所に合わせてコンセントを設置
コンセントの数と位置はとても重要です。常時電源を必要とする冷蔵庫やオーブンレンジに関しては、コンセントの位置が設置場所となるため慎重に決める必要があります。延長コードを使うのも手ですが、せっかくのマイホームキッチンですから、最初から使いやすいように設計をしましょう。炊飯器、電気ケトル、トースターなどキッチンには家電が多いです。抜き差ししやすい位置にコンセントの設置を行うようにしましょう。
ポイント4:作業台の高さは毎日使う人をイメージ
作業台の高さも使いやすさにおいて大切なポイントです。システムキッチンの作業台上部のことを、ワークトップと言います。 ワークトップの高さは、85cmが標準とされていて、 多くの製品のサイズ展開は【80・85・90】の3段階となっています。キッチンを使う頻度が高い人の背の高さに合わせると、より使い勝手のよいキッチンになります。キッチンの高さは体感しなければ実際の使い勝手はわかりにくいものです。モデルハウスではキッチンの高さだけでなく、吊戸棚の高さや奥行き、キッチンのスペースなども実際に立って、動いて、体感することができますので、ぜひモデルハウスに行ってみてください。モデルハウスの役割は家の外観や間取りを見るだけではありません。新しい設計を見たり、マイホームのキッチンの悩みについても、解消することができます。
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ポイント5:キッチン選びのタイミングに「早すぎる」ことはない
キッチン選びのタイミングに「早すぎる」はありません。キッチンの形が変われば暮らしも、そして間取りも変わっていきます。マイホームで使いやすいキッチンにするためには、家づくりの初期段階から⼀緒にキッチンレイアウトを検討しましょう。
今イデアホームがおすすめするキッチンメーカーGRAFTEKT(グラフテクト)
GRAFTEKT(グラフテクト)は家の間取りと一緒に考えるキッチン「家具のような佇まいのキッチンを暮らしの真ん中に」がコンセプトになっています。家事動線や家族とのコミュニケーションを考えたキッチンで、パッと目を引くデザインがかっこいい、今注目のキッチンメーカーです。
グラフテクトのキッチンは、埼玉県八潮市にあるモデルハウス・ANBOで実際に見る事ができます。ANBOのキッチン横にはパントリーも設置されています。気になるワークトップの高さや使い勝手、収納の高さ、奥行きなど、ぜひ体感してみてください。
使いやすいマイホームキッチンを選ぶために
今回はマイホームのキッチンについて、間取りや種類から使いやすいキッチンを選ぶためのコツを紹介しました。キッチンの種類や間取り、レイアウトにはさまざまな種類があります。カウンターを設置するかどうかや収納スペースの広さなども重要なポイントになるでしょう。キッチンは家族にとって毎日使う場所です。今の流行では対面式キッチンが選ばれています。家族とのコミュニケーションや暮らし、ライフスタイルに合わせて使いやすいキッチンになるように、間取りを決める段階からキッチン選びを検討してみてください。家のサイズや予算などによってもキッチン選びは変わってきます。間取りを考える上で、アイランドキッチンにしてリビングが狭くならないか、油はねや匂いなどが心配など、選ぶ時に出てくる悩み事については工務店・ハウスメーカーへ相談しましょう。工務店・ハウスメーカーが建てたモデルハウスや完成見学会に行き、実際のキッチンを見ることもマイホームのキッチンを使いやすいものにする重要なポイントと言えるでしょう。
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