地震体験に行きませんか?地震に強い家づくりの重要性を再確認
リアルな地震体験(地震動シミュレーター)から学べる、大地震の怖さと地震に強い家の重要性について説明します。ぜひイデアホームの耐震研究所にお越しください!
耐震のノウハウ
2024/03/07
地震体験から本当に強い家の重要性を学ぼう
災害大国である日本で家を建てる際に重要視してほしいのは、その家が自然災害、特に地震にどれだけ強い性能を持っているかです。日本に住んでいる場合、地震の経験はほとんどの人にありますが、震度7のような大きな揺れを体験したことがある人は少ないでしょう。地震体験は、大きな揺れを実体験することによって、実際の災害時に何ができるのか、どのように反応すべきかを学べます。今回はイデアホームが提供する耐震研究所に焦点を当て、どうして地震体験が必要なのか、なぜ家に耐震性能が重要なのかを説明します。
地震体験とは
日本には、数々の地震や災害に特化した無料の防災体験スポットがあります。これらの施設では、地震の発生から避難までのシナリオを体験できるため、実際の災害時に何をすべきか、どのように反応すべきかを学ぶことができます。自治体が実施する防災イベントなどでよく見かける「起震車(振動装置を搭載し、地震の揺れを再現できる専用車)」も模擬体験ができる装置のひとつです。地震体験では、「地震の瞬間はなにもできない」と実感することで、事前の対策、事後の対応の大事さを理解できます。地震や防災についての情報は、テレビやインターネットからも得られますが、地震体験は実際に体験して学ぶことができるためとても重要です。
埼玉県八潮市にある耐震研究所で地震動シミュレーターは誰でも実際にあった地震の揺れを体験することが可能です。(対象年齢4歳以上)世界でも珍しい室内専用地震動シミュレーターは、過去の大地震のデータを元に揺れを再現しているため、起震車では再現しきれないリアルな揺れを体験できます。一般的な起震車は、トラックを改造したもので、荷台部に設置された模擬的な部屋の揺れ幅が狭かったり、体験できる揺れの種類が限られています。また起震車の揺れの再現性は実際の地震とは異なります。
地震動シミュレーターは直下型地震や海溝型地震、長周期地震動など様々な種類の揺れを体験可能です。見た目はジェットコースターの座席のようで、サイズ感はマッサージチェアを一回り大きくした程度です。また、目の前のスクリーンでは実際に倒壊している様子や音もあり、非常にリアルな地震の揺れを体感できます。実際に体験してみると、自分の身を守るだけで精一杯の激しい揺れに衝撃を受けます。耐震研究所のシミュレーターは2024年1月にあった能登半島地震の揺れも体感でき、家屋の倒壊が相次いだ石川県珠洲市の震度6強の動きを再現しています。
地震体験からわかる、本当の怖さと地震に強い家の大事さ
ここでは、耐震研究所で地震体験をした方の感想を一部紹介します。
- 屋外へ避難する余裕など一切ないと感じた。だからこそ、倒壊しない家づくりがいかに重要かがよくわかった。
- 本当にこのような地震が起きるのかと思うと、とても恐ろしい。
- 地震の動きは変則的で無尽に動くことがわかり、建物がこの揺れを受けるとなれば、構造の大切さが非常にわかる。
- 震度5以上の地震の揺れを体験したことがなかったので、かなり恐怖を感じた。この揺れが何度も起きると思うと恐ろしい。体感して怖さがわかってよかった。
- 地震対策をしようと思った。
- 過去の地震の強さを体験することで、「地震の瞬間は何もできない」と実感した。
- 地震が来るとどうなるか、知識としては知っていたが体感して良かった。地震体験で大地震の中で人は揺れに翻弄され、なにもできないことがわかった。
▼地震体験の様子。実際に体験すると、見た目以上に激しい揺れを感じます。
熊本地震の揺れを再現した直下型地震では、前触れなく、いきなり大きな揺れが起こります。体は大きく振り回され、一瞬で部屋の中の物は倒れてしまいます。体感してわかるのは、直下型地震では身を隠す余裕がないことです。地震が来たらテーブルの下に隠れろといわれますが、揺れている最中には床をはって移動することもできません。体はこわばり、椅子にしがみつくしかできないことがわかります。身を守ることもできず、部屋の中がかき回されるのを目にするのは大きな恐怖です。本当の大地震に遭う前に、地震体験で心構えをしておきませんか?
イデアホームの耐震研究所では、4才以上ならどなたでも無料で地震体験ができます。予約は不要ですが、予約していただくとスムーズなご案内が可能です。予約の際はお問い合わせフォームもしくはお電話(0120-515-101)にてご連絡ください。
【耐震研究所】Googleマップ
9:00 − 18:00(定休日:水曜日)埼玉県八潮市南後谷480-1
地震体験を活かして、地震に強い家を建てよう
地震体験をすると、大きな地震がどれほど恐ろしいものか、地震に強い家づくりが重要かがわかります。関東地方をはじめとする地震が頻発する地域では、家族の安全を守るために耐震構造の家づくりが不可欠です。地震による損害を最小限に抑えるためには、地震の力に対して建物がどう反応するかを理解し、それを踏まえた設計が求められます。
耐震設計には、建物の基礎から構造体、内装に至るまで細部にわたる配慮が必要です。例えば、構造体の補強、建物の重心と剛性のバランスの最適化など、耐震性能をあげるための配慮は多岐にわたります。また、地震による揺れから家具が転倒するのを防ぐための内装設計も重要です。地震に強い家づくりには地盤の強さや揺れやすさも大きく関わります。地盤によって建物への揺れの伝わり方が異なります。首都圏は全国有数の揺れやすい地域のため、地盤の強さや揺れやすさについても調べることをおすすめします。地震の時に大きく揺れる地盤は、より耐震性を高める必要があります。
ハザードマップでご自宅の地盤が強いか、弱いかを調べてみましょう
(表層地盤タブを開いたとき、紫色に近いほど要注意です!)
J-SHIS 地震ハザードステーション
地震体験から学ぶ最大の教訓は、家づくりにおいて安全性を確保することがいかに重要かです。耐震性を考慮した家づくりは、単に建物を守るだけでなく、生活する家族の命と生活を守るための基盤を作ります。地震体験を活かし、耐震設計の専門家と協力して、安全かつ安心できる住まいを実現しましょう。
▼イデアホームの地震についての記事もご覧ください。
家づくりの前に、耐震研究所で地震体験をしよう
今回は地震体験の大事さと耐震性能の重要さを説明しました。このような体験は、家族全員で参加することをオススメします。いざ大きな地震に被災したとき、混乱せず適切な行動をとれるようにするためにも、大きな地震の揺れを一度体験していただきたいです。地震体験をすることで、大きな揺れではなにもできず、倒壊しない家づくりがいかに重要かを実感できると思います。
耐震研究所では最新の地震の揺れを体感できるだけでなく、地震や耐震の調査研究の成果を発信するセミナーなども定期的に開催しています。注文住宅を建てる前にぜひ一度ご来場ください。
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