土地探しに疲れた……そんなときに試して欲しい方法
「土地探しに疲れた」「予算内にいい土地がない」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?そんな方が無理せず試せる土地探しの方法や、家づくりの考え方などについて、わかりやすく触れていきます。
家づくりのノウハウ
2022/09/29
目次
土地探しに疲れた……とお悩みの方へ
家を建てるにあたり、「ここぞ!」という土地はなかなか見つからないものです。土地探しに疲れてしまったという声をよく耳にします。なかなか決断できない自分を責めたくなる気持ちもあるかもしれませんが、家づくりはほとんどの方にとって一生に一度のことですから、慎重になって当然です。「今まで頑張っていろいろ回ったのに全然いい土地がなかった……」と思っても、いろいろな土地を見てきたということはその分相場や土地の善し悪しを見る目を養えたということ。
まずは焦らず、「どんな土地にすべきなのか」「そもそも、今希望している土地の条件が本当に正しいのか」を、リラックスできる環境で考え直してみることをオススメします。
ローン減税の締め切りに間に合わせたい方、ローンが組めるギリギリの年齢で焦っている方もいらっしゃるかもしれませんが、今一度改めて、「本当に家を建てるべきなのか?」「注文住宅がいいの?」「建売でもいい?」「中古住宅はどうだろう」「ずっと賃貸でもいいのでは?」と、一度ゆっくり考えられる時間を設けられると良いでしょう。
また、「今すぐ家を建てたい!」と思っていても、土地を探す時期が悪いかもしれません。ローン減税の締め切りなど、不動産会社の繁忙期が過ぎたタイミングには、土地が値下げされることもあります。ひとまずは無理せずに、一度理想の土地や家づくりについて、考え直してみてはいかがでしょうか。
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まずは土地探しの考え方について考え直してみましょう
市場に出回っている土地は限られているため、土地が見つからないのであれば、希望の土地の条件を変更したり、土地探しの方法を見直したりする必要があります。ここでは、土地探しの考え方についていくつかの方法をご紹介しますので、参考にしてもらえたらと思います。
土地の条件に優先順位をつけてみる
土地探しだけでなく、何事もまずは「ゴールを決めること」が大切です。ゴールがわからないマラソンを走ってしまっては、緩急の付け方もわからず、疲れてしまって当然です。
まずは「こういう土地がいい!」という条件をすべて洗い出して、優先順位をつけてみましょう。優先順位をつけることで、「どうしても外せない条件」「叶えられたらいいけど、必須ではない条件」などが見えてくるはずです。
仮にいくらお金があっても、100%満足できる土地は案外見つからないこともあります。どうしても譲れないという点をクリアできている土地であれば、そのほかの点には多少目をつぶることもときには必要です。また、足りないなと思っている条件が、建物でカバーできるような条件であれば、建物でカバーすることも考えてみましょう。
良くないと言われがちな土地も実はメリットに?
一般的に良くないと言われがちな土地も、考え方次第ではメリットになり得ます。一般的に良くないと言われがちな土地は値段も安い傾向にあり、お買い得かもしれません。「気になる土地があったんだけど、ここがちょっと良くない……」と思ったときに、一度見返してみてください。
土地が狭い
土地が狭くても、家を3階建てにするなど、ある程度は建物でカバーできます。また、狭い家でも、「掃除が楽」「家事動線がコンパクトに済む」などの日々のメリットや、「建築費用が安く済む」などのメリットがあります。
ただし、住宅を建てにくい土地を安い土地として勧める業者も中にはいます。いざ建築の計画をするときに、希望の住宅が建てられないというトラブルを近年多く耳にしますので、別の専門家にもアドバイスをもらった方が良いでしょう。
土地の形が良くない
土地の形が良くない場合も、土地が狭い場合と同様、建物でカバーできます。家づくりにオリジナリティを求めているのなら、個性的な間取りの家を建てられるかもしれません。こちらも同様に、住宅を建てにくい土地を安い土地として勧める業者もいるため、事前に希望の住宅が建てられるかのチェックをしておきましょう。
駅から遠い
車メインの生活をしており、電車に乗ることが少ないのならそれほど問題無いのではないでしょうか。駅が遠くても、便利なバスが走っている土地もあります。
郊外であれば、土地が広かったり家同士の間隔が広かったりと、ご近所への迷惑などをあまり気にすること無くのびのびと生活できるかもしれません。子どもがいるのならなおさら、ゆったりした生活が送れる可能性があります。
目の前が崖
目の前が崖の場合、日当たりがいい・景色がいい・風が気持ちいいなどのメリットも多々あります。ただし、災害への対策面には要注意です。目の前が崖の土地を考えているのなら、ハザードマップや地盤の強さなどを確認して、よく考える必要があります。
土地が道路に面していない
車を持つ予定がないのなら、特に問題ではないでしょう。車を持っていても、近場の駐車場を借りている人も大勢います。ただし、建築基準法には「建築物の敷地は、道路に2メートル以上接しなければならない。」とあります。道路に面していない土地では新しく家を建てたり、増改築をしたりすることが禁じられていますが、一部例外もあります。その例外に当てはまるような土地を選んだり、例外に当てはまる住宅を建てたりする必要性があるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
墓地が隣接している
少々不気味かもしれませんが、高い建物の建つ心配が無いという点はメリットです。かなり古い墓地であれば、地震などの自然災害に耐えてきたという証明にもなります。地盤が強い土地は地盤改良も不要・地震に強い家が建てやすく、良い土地と言えます。
日当たり・方角は気にする必要が無いかも?
建物は南向きが良いと言われがちですが、どの方向に向いていてもメリット・デメリットはそれぞれあります。
向き | メリット | デメリット |
---|---|---|
南向き | 日当たりが良い | 夏場は冷房費がかさみやすい |
東向き | 朝日を浴びて目覚められる | 昼間以降は日が当たりにくい |
西向き | 冬場は暖かい | 夏は夜も暑い |
北向き | 夏は涼しい | 湿気がこもりやすく、カビなどが生えやすい |
一般的に避けられがちな北向きの家でも、「土地の値段が安い」「夏が苦手な人には住みやすい」などのメリットがあります。湿気についても、建物でカバーできる部分もあります。高断熱高気密の家などちゃんとしたつくりの建物であれば、カビを防げるでしょう。また、土地の南側に庭をつくることで、北向きのデメリットを改善することもできます。このように南向き以外の土地でも、工夫次第でデメリットを無くすことができるため、土地の向きに固執する必要はあまりないかもしれません。
土地探しに疲れたら休憩
土地探しに疲れてしまったら、休憩してみましょう。数ヶ月休憩すれば、土地情報は一新されます。暮らしを豊かにするための家づくりで疲弊してしまっては本末転倒です。土地探しだけを行うのではなく、一旦インテリアをチェックしてみるなど、土地探し以外の部分に目を向けて、目を肥やしておくのも良いでしょう。
無理せず試せる土地探しの方法
ネットや不動産会社など、一般的な方法でのみ土地探しをしているのであれば、少々もったいないかもしれません。一般的な土地探しの方法から、ちょっと変わった方法までを紹介していきますので、思わぬ方法が無いか参考にしてみてください。
ネットで探す
suumoなどの不動産情報サイトを利用して土地探しをしている方は多いのではないでしょうか。ちょっとした空き時間に調べたり、家でも土地探しをできたりととても便利な反面、いい土地はすぐに売れてしまいがちです。土地の所有者が不動産情報サイトに掲載するにはお金もかかるため、どうしても売りたい土地であることも多く、いい土地ばかりとは言いがたいです。
不動産会社で探す
不動産会社を回っている方も多いのではないでしょうか。不動産会社を選ぶなら、土地に精通している地元の不動産会社がオススメです。地主さんとの関係性が深いことも多く、融通が利きやすいと言えます。周辺地域の環境にも詳しいため、暮らしやすさなども考慮した土地紹介をしてくれる可能性が高いでしょう。
なお、不動産会社が独自で保有している土地情報などもあります。不動産会社で土地を探すなら1軒だけではなく、複数軒回ってみることが大切です。
工務店やハウスメーカーに相談
家を建てたいときに土地から探すのでは無く、建物から探すのも良いでしょう。工務店やハウスメーカーに「こんな家を建てたいんだけど、土地が無い」と伝えることで、契約を取りたい工務店やハウスメーカーが土地を探してくれることがあります。
こちらも、大手のハウスメーカーなどではなく、地元に精通した工務店やビルダーを選ぶことをオススメします。
また、工務店やハウスメーカーによっては不動産業務も行っていることもあります。そういった会社では、建物とともに土地も紹介していますので、案外すぐに土地も建物も決めてしまえるかもしれません。
▼イデアホームでも土地を取り扱っていますので、埼玉・東京・千葉の方は一度ご覧ください。
役所に問い合わせてみる
自治体によっては、区画整理などで土地を売り出していることもあります。仲介手数料などがかからないため、掘り出し物の土地があるかもしれません。
歩いてみる・ドライブしてみる
住みたいエリアを実際に歩いてみることも大切です。気分転換がてら、散歩やドライブをしてみると良いでしょう。住みたいエリアを自分の目で見ることにより、「ここに住みたい!」というモチベーションをアップさせられるかもしれません。
また、実際に住みたいエリアを歩いてみたら「学校が近すぎて騒がしい」など、思っていたイメージと異なる場合があります。そういった場合には違うエリアが候補に挙がったりなど、土地探しに進展があるでしょう。
そのほかに、良い売り地や空き地などを見つけられることもあります。可能性は低いですが、特に売り地とされていない空き地でも、交渉次第では土地を売ってくれるかもしれません。
完成見学会に行ってみる
気分転換も兼ねて、住宅の完成見学会に行ってみるのも良いでしょう。モチベーションアップに繋がります。「土地が見つからなくて……」と言ったときに親身になってくれるようなハウスメーカー・工務店であれば、建物作りの際にも良い家を建ててくれるなど、気持ちの良い家づくりができるかもしれません。
完成見学会に行くことで家づくりの勉強にもなるため、行って損ということは無いはずです。
イデアホームでも随時見学会を行っています。
検討している工務店・ハウスメーカーを変えてみる
家を建てたい工務店・ハウスメーカーがすでに決まっているのだとしても、一度立ち戻って考え直すのも良いかもしれません。その工務店・ハウスメーカーが得意としている建物が、土地を選ぶ仕様だとしたら、土地探しの選択が狭まっていることもあります。また、建物代が高くて土地代に回すお金が少なければ、良い土地も少なくなってしまうため、建物にかける費用を見直すことも効果的です。
知り合いに相談してみる
家族や親戚など、身近な人に相談してみるのも良いでしょう。土地を譲ってくれたり、資金援助をしてくれる可能性もあるのではないでしょうか。
また、友人や会社の人に「土地探しに困っていて……」と相談してみるのも手です。悩みを聞いてもらい気持ちが落ち着くだけでなく、土地を持て余している知り合いを紹介してくれるなど、思わぬ掘り出し物情報を得られるかもしれません。
土地探しに疲れたら、相談が吉
土地探しに疲れているときは、無理せず休憩しましょう。焦ってしまい、どうしてもなにかしていたいと思っているのなら、一旦土地探しから離れて、建物やインテリアについてのイメージを固めておくことをオススメします。家づくりは土地だけではありませんので、そのほかの面でも情報収集などしておくと後々役に立ちます。
土地探しに関して有効な方法は「理想の土地の条件をまとめること」「人に相談すること」だと思います。まずは譲れない条件と必須ではない条件を明らかにしてから、不動産会社・工務店・ハウスメーカーなどに相談してみて、いい土地を探してもらいましょう。まわりの人の協力を仰ぐことも大切です。土地探しは縁の部分も大きいため、まずはその縁に巡り会えるように大きく触手を伸ばすことが効果的と言えるでしょう。
イデアホームでは、土地探しにお悩みの方の相談も受け付けています。相談だけでも構いませんので、埼玉・東京・千葉の方はお気軽にお問い合わせください。
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